どこでも行きます!買取全国制覇します!北海道〜「72’911T グリーンメタリック」

最終更新日2006/05/15
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先日もお伝えした通り、北海道は札幌までナローポルシェの上物があるとの情報を頂き、飛行機にて言って参りました。新千歳空港に降り立って一番最初に出迎えられたのは、自衛隊の基地から離陸するF15戦闘機のけたたましい轟音でした。イヤほんとに凄まじい音ですね。この世の終わりかと思いました。おかげで基地建設反対派の皆様の気持ちがよくわかりました・・・あんなのに毎日離着陸されたら耐えられないですよ・・・
さて、空港近くでレンタカーを借りて道央道を北上すること約1時間で札幌市街に到着し、すすきの近くの「寶龍」(ほうりゅう)というラーメン屋でお決まりの味噌ラーメンを食べました。すんごく美味いです。バターのトッピングがトドメを刺しました。店内には著名人の写真入サイン色紙が所狭しと貼られておりました。確かにそれだけのことはある美味いラーメンです。是非一度ご賞味あれ。
そんなこんなで、札幌観光を後にして大通り公園の脇を抜け、ナローとそのオーナー様が待つご自宅へと向かいました。
比較的大きな国道を郊外のほうへ約6キロほど行ったところで「あと100メートル」のナビ案内。
指示どおり左に曲がってみると、ありました!!50メートル先に見える緑のナローを見た瞬間、まだ車も見てないのに「買い」だと思いましたね!それほど物凄い存在感をプンプン発していました。

車を細部まで確認させて頂きましたが、やはりいくら上物とは言っても34年の月日が経過しています、ヤレ・痛みは当然それなりにあります。ですがそれほどの月日が経過したのを疑うほど状態は良好です!
まずエンジンですが、元祖フラット6のサウンドは心くすぐるものがあります。しかもこのエンジン、以外にもクランクのバランスが良いのか非常に軽く・力強く回ります!アタリなのでは、という思いがさらに強くなりました。

悪く言えば非力なエンジンですが日常域で車を楽しむのであればこの911ナローは痛快そのものです。この状態でもナローの楽しさは充分味わえることでしょう。
苫小牧までの道のりをテストを兼ねて乗ってみました。特に高速コーナーで、この車の挙動は車を操ることの歓びや奥深さを教えてくれます。911特有の走りと言えば、切った分だけ敏感に呼応するフロント、そしてリヤタイヤのグリップが決壊するまでの緊張感をステアリングの微妙な切り増しと戻しを繰り返しで押さえ、スライドコントールを大胆なアクセルオン・オフで収め、911には一本しか与えられないレコードラインに乗せてゆく走りはこの車ならではの専売特許です。

その“911らしい走り”の原点を最も色濃く味わえるのがこのナローポルシェだと言えます。
ロードノイズが響き、ガソリンとオイルの混じったにおいを漂わせる室内、キ○タクがやってるト○タ・カ○ーラのCMじゃないですが、この車の中から見る景色は何かとても懐かしい感じがしました。偉大なるおじいちゃん911は今もその輝きを微塵も失っていませんでした。
※19日に東 京上陸予定です。お楽しみに・・・