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●02'スポーテック SP700R コンプリート |
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最終更新日2005/03/12 |
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久々の更新を飾るのは、知る人ぞ知るスイスの名チューナー、スポーテックのフラッグシップSP700Rです。馬力から決まるその車名の通り、700馬力を搾り出すハードチューニングが施されています。そのSP700Rの中でもこの車輌はさらにモアパワーを求め、なんと750馬力を達成しています!!当然の事ながらクラッチをはじめとするドライブ・トレーンは大出力に対応する為大幅に強化されています。ブレーキなどは前後対向モノブロックキャリパーに18インチのドリルドローターを奢り、フロントに関してはバンパーからのブレーキ冷却用エアスクープまで備えています! さて750馬力はどうかと言いますと、うーんロケットですね。景色が溶けます。少なくとも呼吸はまともに出来ません。それとチョット心配していたクラッチも十分なキャパシティを持っていて、安心して踏み込むことが出来ました。 最高速362kmに達する車ながらロールケージなどは一切なく、996のオリジナルボディとポルシェ純正エアロパーツでドレスアップし、空力的に不利な条件であえて挑戦する美学がある意味究極のロードゴーイングカーと言えるでしょう。 362kmの最高速と聞いて多くの方はこう思われるはずです「そんな性能はいらない。」 それは違います。 362km出せるという事は「時速200kmで何の不満もなく巡航可能ですよ」という事なのです!それこそが真の性能と呼べるのではないでしょうか。 その車の性能をフルに引き出すのも良いですが、限界の2歩手前くらいでも気持ち良く走れるほうが車にも心臓にも良いですよね?それでもそこらのスーパーカーより全然速いですから・・・・ ベースとなる車輌が996ターボなので、コーナーなんて速くて当然ですが、それよりもその驚愕のパワーがきっとアナタを一瞬にして非現実の世界へいざなってくれます。くだらないモメゴトやストレスは全て後ろへ吹き飛ばしてくれます! 他のチューニング・ポルシェと違いスポーテックはあくまでオリジナルのデザインに執着して“化け物”を隠そうとしています。(わざわざノーマルのマフラーエンドを装着してみたり)それでも隠し切れないところがこの車の最大の“カッコ良さ”だと言えます。3速60キロからスロットル全開にすると4輪ホイールスピンを起こすんです!この車をねじ伏せる事が出来るパイロットが一体何人存在するでしょうか? ただパワーを求めたのではない証拠にエンジンなどは全バラにして全てをコーティング処理を施した後チタンコンロッドなどを組み込み、再び組み上げるという大変な手間をかけて製作されています。 しかしこの車のコックピットに腰を下ろすと750馬力のコンプリートカーだと言う事を忘れてしまう位、優雅なインテリアがパイロットを迎えます。そしてその乗り味と操作感も、クラッチなどはむしろ軽すぎるくらいで想像していた車とは全くの正反対でした。女性の方でも”アクセルを全開にさえしなければ”国産のスポーツカー感覚で違和感なく乗れ
てしまうでしょう。
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