●04'BENTLEY コンチネンタルGT

最終更新日2005/02/04
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2005年第一弾は、オヤジ車の汚名を一機に払拭し話題をさらった、ベントレーです。事実上VW社が作ったベントレーがこのコンチネンタルGTなのですが、W12気筒という奇怪なエンジンをツインターボで過給し、560馬力ものパワーを発揮するそうです。それだけでも十分驚きますがさらにそれを受け止めるドライブトレーンにはなんと4WDを採用しています。
ランボルギーニ社につづき、伝統と誇りにガチガチに縛られているかのような感のあるメーカーだけに、「ベントレーおまえもか・・・」という印象がありました。
まあ能書きは評論家の皆様にまかせておいて、普通の車好きの私のインプレッションをお伝え致します。まずはそのデカさ!!諸元表の数値では表せない存在感と威圧感があります。そして大きさから生まれるデザインの自由度を生かし、シルバーのボディカラーであるのもプラスされ、非常に美しいプレスラインで優雅な大人のパーソナルクーペを体現しています。言うまでもなくこのクラスの車に求められる要素として、美しいということはある意味絶対的な性能よりも重要な条件ではないでしょうか。
内装の造りなどを見ても、クラシカルな中に共存するハイテクとのミスマッチが、この車の性格を現しています。人と違うものが好きであったり、自分のスタイルを曲げない人にはきっといい相棒になるのではないでしょうか。
最近多く採用されるようになってきた、メルセデスで言う「キーレスゴー」
がこの車にもついています。キーをポケットに入れたままスタートボタンを押すと力強いクランキング音と共に野太いサウンドが目覚めます。
この音を聞いた瞬間、この車を手に入れた歓びを感じられることでしょう。
走り出した瞬間感じた印象は、アスファルトを走るクルーザー的な乗り味で他のどの車にも似ていない操縦感があります。そして2.4トンもの巨体なので心配していたブレーキも、逆に慣れるまで大変なくらい良く止まります。先ほども申し上げたように、この車の最大の魅力は今までのベントレーにはない女性的なスタイルと自動車のインテリアでは最高レベルの上品さとセンス、そしてルマンを制したその性能と耐久性ではないでしょうか
ベントレーという官能の世界を是非一度体験してください。