●02'BMW M3 SMGⅡアイディング

最終更新日2004/12/05
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12月のピックアップカーは、鮮やかなブルーが眩しい2001年式BMW M3 SMGⅡです。
今回、車輌撮影も兼ねて、お台場まで試乗してまいりました。まずはエンジンスタート。メーターパネルの液晶インジケーター表示を0にしてブレーキを踏んでクランキング開始。SMGレバーを右に倒してローに入れてもクラッチは未接続、アクセルをほんの少し入れれば瞬時につながるといった仕組みになっています。はじめに言っておかなければならないことは、SMGⅡは最近流行りのマニュアルちっくなオートマではなく、基本構造はマニュアルトランスミッションであり、クラッチ操作とシフトダウン時のブリッピングを電子制御と油圧を使用して行うことで、ミスなく正確なシフトチェンジを可能にし、より速く走る為の装置として開発されました。そしてより多くの人がレーシングドライバーのテクニックを簡単に手に入れることが可能になりました。
皆さんもご存知のとおりセミATはF1の世界では10数年前から常識になっており、フェラーリのF1シフトや最近ではアウディのDSGなど市販モデルにも採用されるようになりました。どれも独特の操作感があり、その中でも「楽しい」という観点からみると、ダントツでSMGⅡです。
つぎにコーナーリングですが、アイディングのサスペンションは、典型的なFRレイアウトに350PSオーバーとは考えられないほど限りなくニュートラルステアで、進入時も脱出時ともに超弱アンダーにセッティングされているサスペンションスタビリティの高さに驚きました。とにかくコーナーを廻るのが楽しい車です!
余計な電子デバイスに頼らずこのバランスを実現するあたりにBMWの”男らしさ”を感じます。アーキュレーのサウンドとSMGⅡの組み合わせ、楽しくないはずがありません!さらにラグナセカブルーというボディカラーはあのコークスクリューで有名なサーキットの名前からとっています。見れば見るほど味の出て来るイイ色です。正直申しまして筆者が買いたいくらいです・・・