●98' ボクスターTip-S パステルイエロー

最終更新日2004/12/17
ZOOM
ZOOM ZOOM ZOOM ZOOM ZOOM ZOOM



ニューボクスターのデビューがもう間もなくとなりましたが、そんな今だからこそ986ボクスターに注目してみました。
1997年にデビューした986型はRRの概念にとらわれることなく全く新しいコンセプトのもとに開発されました。2.5リッター水平対向6気筒エンジンをリヤミッドに搭載し、ミッドシップオープンスポーツのお手本となるべく世界中で販売され、ポルシェの歴史上最高の販売台数を記録し、大ヒットをおさめました。経営的に切迫した状況に置かれていたポルシェAGを黒字に転換し、現在も買収されずに独自で存続しているのはボクスターのおかげと言っても過言ではありません。つまりカレラGTやカイエン、997はボクスターなくしては存在しなかったのです。
偉大なポルシェの歴史に堂々とその名を刻み、そしてそれはポルシェを愛する人であれば誰もが知っている真実です。
911でなければステイタスがないなんて誰が言ったかはわかりませんが、弟の支えによって今の兄貴が存在する、そんなポルシェ流兄弟愛ってなんかいいじゃないですか?
今回紹介するこのボクスターは初期生産モデルで、204馬力水冷フラット6の2.5リッターエンジンを搭載しています。高回転よりの出力特性で4000回転を超えたあたりから面白くなってきます。闇雲にパワーを求めるよりも回す楽しみを教えてくれるピュアスポーツなエンジンです。
ティプトロニックもこの年代あたりからフィーリングも格段によくなっていますし、都内などで乗るのであればティプトロがベストバイでしょう。
さらに大変めずらしいパステルイエローは、原色系のイエローよりも落ち着いていて、ボクスターのボディラインには非常にマッチしていて、男女を問わないユニセックスな雰囲気があります。
写真でもおわかりになるとおり、闇夜に浮かび上がるボディが大変綺麗で、光の演出が多いこの季節には首元にマフラーをまいて街中を流して欲しいですね。いやらしい車ではないのできっとオシャレに写るはずです!