
こんにちは、オートスポーツです。
今回ご紹介するのは、ポルシェではございません。
1950年代後半、当時ライバルだったローラMk1に勝つために開発されたレーシングカー、Lotus 17(ロータス17)です。
ロータスが製造した最後のフロントエンジン・リアドライブ(FR)レーシングモデルであり、市販車として初めてFRP(繊維強化プラスチック)ボディを採用した記念すべき1台でもあります。
わずか1年間のみ生産され、製造台数は21~23台といわれています。
現存車両は11~12台程度とされ、日本国内にはおそらく1台しか存在しない大変貴重な個体です。
乾燥重量わずか340kgという超軽量な車体に、コヴェントリー・クライマックス製1098cc FWAレーシングエンジンを搭載しています。
コヴェントリー・クライマックスは、1950~60年代にF1へエンジン供給を行っていた名門メーカーとして知られています。
トランスミッションにはBMC製4速マニュアルトランスミッションを組み合わせ、当時のレーシングカーらしいダイレクトな走りを楽しむことができます。

ブレーキは前後ともディスクブレーキを採用。さらにリアブレーキはレーシングカーらしくインボードディスク方式となっており、バネ下重量の軽減にも貢献しています。
また、通常のロータス17は前後ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用していますが、この車両は特別なヒストリーを持っています。
なんと、元F1ワールドチャンピオンの Jackie Stewart がチームロータスに在籍していた時代に、F1タイプのリアサスペンションへ変更された唯一の個体です。
そのため、通常のロータス17とは異なる非常に希少な仕様となっています。
もちろん市販車として登録可能なモデルではありますが、その本質はレーシングカーです。
快適性や扱いやすさよりも、純粋なドライビングプレジャーとモータースポーツの歴史を体感するための1台と言えるでしょう。
運転には相応の技術や覚悟が求められるかもしれません。
しかし、それもまたこのクルマの大きな魅力です。
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